エンディング６ ～犯人を絞り込むことができなかった～
堂々巡り……。 その言葉が今の三人にちょうど当てはまる。 あなたが犯人だ、いいえアナタでしょう、いやいやお前が犯人だ。 互いに罪を擦り付け合う三人。 様々な可能性が討論され、亜土愛理犯人説や、本夢写楽犯人説まで飛び出した。 他にも、反社会的組織の構成員犯人説や、誰かに雇われた殺し屋だの、 挙句、蛇だったりオランウータンだったりハウンドだったり…… 一番笑えたのが、八戸が唱えた黒柳徹子犯人説だったが的外れも良いとこだ。 「……いい加減疲れましたね」と和渡。 「あの、まず警察呼んだほうが良かったんですかね」と八戸。 「いやいや、警察はもうここにいる」と須藤。 「だったら犯人捕まえてくださいよ」と和渡。 「だからさっきから犯人はお前ら二人のどちらかだと……」と須藤。 「だったら、須藤さんも色々怪しいですよ！」と八戸。 「いや、だから……」 三人の堂々巡りは永遠と続くのであった。 ～ fin ～
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